脳を見れば何でもわかるのか?

「BMI」をご存知だろうか?痩せや肥満の指数のことにはあらず。「ブレーン・マシーン・インターフェース」の略で、脳内の活動を機械で読み取ったり、逆に脳に刺激を与え情報を入れたりする技術のことだ。

 

 

脳波や脳内の血流を検知することで、人間の思考、知覚、意識、感情などが正確に把握できるようになってきているそう。今や言葉に出さず、頭の中で思うだけで機械を操作できたりする。あれがBMIの活用例である。

 

 

私が大いに興味があるのは、脳の中の情報を読み出す方で、その技術を「デコーディング」と言う。こちらもすでに何らかのトラウマやうつ病の人の脳活動データを一般的な人の脳活動データに置き換えるといったことが可能なのだとか。さらに、睡眠中にどんな夢を見ているのかまでわかるという。

 

 

顕在意識の脳活動はデータから読み解けると言われれば、きっとそれは可能なんだろうなと素直に思える。しかし、潜在意識、無意識についても把握できるのだと言われると正直まだ腑に落ちない。数年前、人間に自由意志はあるのか?という問いに対し徹底的に調べたり、学んだりしていた時期があるのだが、諸説あり、未だ決定的な答えはない筈で、現時点ではもちろん私にもわからない。

 

 

今日、はじめて我がBODY TIPSに来られた方がいらっしゃる。少し遠い北関東からどうしても私に診て欲しいとわざわざお見えになった。昨年夏に仕事場で激しく尻もちをついて転んだことをきっかけに、全身の激しい痛みや発熱などに悩まされ、仕事も辞めてしまわれたそう。その後も再度、転倒して胸を強打したり、突然の肺炎を患ったり・・・

 

 

そして、今日もまた病院では特に何も特定できるものはなく、カイロや整骨院通い。何とも改善がないので一生懸命にどこかないかと探し当てたのが私のところだったというお話。決して病人の治療を謳っている場所ではないのだが、とりあえず来ていただいた。たっぷり時間をとって問診をしたのだが、どれも医学的に考えたらおかしなことだらけ。それで少しずつ過去に掘り下げて行くと、ボロボロ出て来る出て来る、スゴイ体験の嵐!もちろん、守秘義務があるので書かないが、それがなくても書くのが憚られるくらいの壮絶なお話ばかり。

 

 

でも、今は優しいご主人と暮らし、本当にしあわせですと素直にそうおっしゃる。間違いなく嘘をついている感じは微塵もない。過去のいろんなことがトラウマになっている様子もない。そこでつい私の口を衝いて出た言葉、「何でいま幸せなのに、そんな激しく症状が出るんですかね?」そう言ったら、ご本人はその言葉に”アレ?”って、考えたこともなかった様子だった。

 

 

その後、話してくれたすべてのエピソードをもう一度お聞きしていると、私にはある共通する思考が見えて来た。すべての出来事の裏にはあるひとつの自分に対する思考があり、それを私が説明すると深く納得されておられた。ただ、自分ではそんな思いにまったく気づいたことがなかったのだ。今しあわせなことに嘘はない。しかし、潜在意識に見えない思考があって、すべてがその思考をベースにこれまで生きて来られたのだ。その結果がいまある症状となってカラダに噴出している、間違いない!と確信した。

 

 

結局そこに至るまでお話だけで2時間弱、でもそれでもう半分はカラダの症状が楽になっておられた。その後、イーマ・サウンドの施術をしたら、ご本人はとてもスッきしりしてお帰りになられた。全部が終わったら4時間経っていた(汗)けれども、私もスッキリした。

 

 

この方の場合、普段の行動に表面上そのある思考が悪い影響を及ぼしていたわけではない。だから、意識には上がって来なかった。でも、何かあるといつも根底にその思考が働いていたのだ。そんな無意識下の思考パターンがBMIで特定できるのだろうか?脳波と血流からそれが特定できるとは私には思えない。将来的に、もっと人の思考パターンのビッグデータが揃い、精度の高いアルゴリズムが出来れば可能になるのかもしれないが・・・

 

 

でも、今はまだまだ人間同士の会話の中で探し当てる方が精度が高いように思っている。

 

 

カラダ・知る・ジム BODY TIPS

コンディショニングトレーナー 

亀田圭一